ストーリー
――これは、月と共に歩む世界の物語である。
大空に浮かぶ『月』。月は古来より神の玉座とされ、人々は月の力を自らの力に換えることで繁栄を謳歌していた。
或る時、何者かによって神の玉座たる月が鎖によって台地に縛り付けられるという事件が起きる。鎖のある地域は荒廃の一途を辿り、人々は不安のなかで生きることを余儀なくされた。月を縛った者は封印軍と名乗り、人々は畏怖を込めてその首謀者を「闇公子」と呼んだ。
そして、深き森の奥にある封印軍の監獄。この物語はここから始まる。
監獄に捕らわれていたのはカペルという少年。何故か「英雄」と呼ばれていた彼だったが、全く身に覚えがなく、困惑していた。投獄されて三日目、突如現れた少女に救われ、彼は外に連れ出されることとなる。彼を助けたのはアーヤと名乗る少女。彼女は鎖を開放するために戦う「英雄」シグムントの仲間であった。
英雄シグムントとの出会い、同じ容姿を持つ二人。カペルの運命は世界を巻き込み、今大きく動きだそうとしていた。